当院は併設している耳鼻科との連携を活かし、「いびき」や近年患者数が増加傾向にある「睡眠時無呼吸症候群」の診断・治療を行っています。
まず耳鼻科での問診と診察の後、睡眠検査機器(簡易型終夜ポリソムノグラフィー)の装着方法をご説明し、一晩貸し出します。ご自宅で、睡眠前に鼻(呼吸状態)・首(いびき音)・指(血液中酸素飽和度)センサーを取り付けて、いつものように就寝します。
検査結果に基づき重症度分類を行い、軽症~中等症(1時間あたり10秒以上の無呼吸の回数が20回未満)の場合は、ご希望があれば当院歯科をご紹介し、保険適応にて口腔内装置(マウスピース)を作製していただきます。
約1週間で口腔内装置ができあがります。専門の歯科医師により、下顎を適切に前方に移動させた状態で、上下のマウスピースを固定します。
重症(1時間あたり10秒以上の無呼吸の回数が30回以上)の場合は、耳鼻科で鼻から喉に、強制的に空気を送り込む装置『ナーザルシーパップ』を装着する治療が必要となります。